アメリカでホテルを探していると、
Marriott、Hilton、Hyatt、IHG、Wyndham、Choice Hotelsなど、
たくさんのホテルブランドが出てきます。
さらに同じHilton系列でも、
Hilton、
Hampton Inn、
Home2 Suites、
Homewood Suites、
Embassy Suitesなど、
名前も特徴もバラバラです。
「結局、どこを選べばいいの?」
と思う人も多いのではないでしょうか。
実は、ホテル選びで大切なのは、
系列よりも、その中の“ブランド”です。
特に家族旅行では、
- 寝室とリビングが完全に分かれているか
- カーテンや壁だけで仕切られているか
- キッチンがあるか
- 朝食が無料か
- ソファベッドがあるか
によって、快適さがかなり変わります。
今回は、アメリカの主要ホテル系列を、
「どんな旅行に向いているか」
という視点で比較していきます。
まずは一覧表
※ホテルや客室タイプによって設備は異なります。ここでは各ブランドの一般的な傾向をまとめています。
| 系列 | ブランド | 寝室とリビング | キッチン | 朝食 | 特に向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Marriott | Residence Inn | ◎ 1BRならドアで完全分離 | ◎ フルキッチン | ◎ 無料が基本 | 家族・長期滞在 |
| Marriott | TownePlace Suites | △ 主にスタジオ型 | ◎ フルキッチン | ◎ 無料が基本 | 長期滞在・コスパ |
| Marriott | SpringHill Suites | ○ 壁や家具で緩く分離 | △ 電子レンジ・冷蔵庫中心 | ◎ 無料が基本 | 家族・1〜3泊 |
| Marriott | Marriott / Sheraton / Westin | × 通常客室中心 | × | △ 有料が多い | 出張・ホテルステイ |
| Hilton | Embassy Suites | ◎ ドアで完全分離 | △ 冷蔵庫・電子レンジ | ◎ 無料 | 家族旅行 |
| Hilton | Homewood Suites | ◎ 1BRなら完全分離 | ◎ フルキッチン | ◎ 無料 | 家族・長期滞在 |
| Hilton | Home2 Suites | ○ スタジオはカーテン等で分離 | ◎ キッチン設備充実 | ◎ 無料 | 家族・長期滞在・コスパ |
| Hilton | Hampton Inn | × 通常客室中心 | △ | ◎ 無料 | 短期旅行・ロードトリップ |
| Hilton | Hilton / DoubleTree | × 通常客室中心 | × | △ 有料が多い | 出張・都市ホテル |
| IHG | Staybridge Suites | ◎ 1BRならドアで完全分離 | ◎ フルキッチン | ◎ 無料 | 家族・長期滞在 |
| IHG | Holiday Inn Express | × 通常客室中心 | △ | ◎ 無料 | ロードトリップ |
| IHG | Holiday Inn | × 通常客室中心 | △ | △ ホテルによる | 家族・一般旅行 |
| IHG | InterContinental | × 通常客室中心 | × | △ 有料が基本 | 高級ホテル |
| Hyatt | Hyatt House | ◎ 1BRなら完全分離 | ◎ キッチンあり | ◎ 無料の施設が多い | 家族・長期滞在 |
| Hyatt | Hyatt Place | ○ リビングスペースあり | △ | ○ 条件付き無料の場合あり | 家族・短期旅行 |
| Hyatt | Hyatt Regency / Grand Hyatt | × 通常客室中心 | × | △ 有料が多い | 都市・高級ホテル |
| Wyndham | La Quinta | × 通常客室中心 | △ | ◎ 無料が多い | ロードトリップ |
| Wyndham | Hawthorn Suites | ○〜◎ | ◎ キッチンあり | ○ 無料の施設が多い | 長期滞在 |
| Wyndham | Days Inn / Super 8 | × | ×〜△ | ○ 無料の場合あり | 安さ重視 |
| Choice | Comfort Inn / Suites | ×〜○ | △ | ◎ 無料が多い | ロードトリップ・家族 |
| Choice | MainStay Suites | ○ | ◎ キッチンあり | ○ | 長期滞在 |
| Choice | Cambria | × 通常客室中心 | ×〜△ | △ 有料が多い | 少し上質な滞在 |
① 寝室を完全に分けたいなら
家族旅行では、これがかなり重要です。
例えば、
子どもを夜8時に寝かせたい。
でも大人はまだテレビを見たい。
そんなとき、ベッドとソファが同じ空間にあるホテルだと結構困ります。
おすすめは、
Embassy Suites
Hilton系列です。
Embassy Suitesの大きな特徴は、
基本的に2ルーム構成になっていること。
寝室とリビングの間にドアがあり、
完全に分けられます。
さらにソファベッドもあるため、
子ども連れの家族には非常に使いやすいホテルです。
無料のオーダー式朝食が付くのも大きなメリットです。
Residence Inn
Marriott系列なら、
Residence Innが有力候補です。
特に、
One Bedroom Suite
を選ぶと、
寝室とリビングを完全に分けられる客室があります。
さらにフルキッチン付き。
冷蔵庫や電子レンジだけではなく、
コンロや食器などがある部屋も多く、
家族旅行には非常に便利です。
ただし注意したいのが、
Residence Innにも
Studio Suite
があります。
Studioの場合は、
寝室が完全に別室ではないことがあります。
予約時は、
「Studio」ではなく、
1 Bedroom
と書いてある部屋を確認するのがおすすめです。
Homewood Suites
Hilton系列のHomewood Suitesも、
Residence Innとよく似ています。
長期滞在型ホテルで、
フルキッチン付き。
1 Bedroomタイプなら、
リビングと寝室が分かれている部屋が多くあります。
Residence InnとHomewood Suitesは、
かなり直接的なライバルと言ってよいでしょう。
Staybridge Suites
IHG系列なら、
Staybridge Suites。
こちらもかなり優秀です。
Studio、
1 Bedroom、
2 Bedroomがあります。
特に1 Bedroomでは、
リビングと寝室の間にドアがあるタイプがあります。
さらに、
フルサイズ冷蔵庫、
コンロ、
電子レンジ、
食洗機などを備えたフルキッチンがあります。
Hyatt House
Hyatt系列なら、
Hyatt House。
Studioだけでなく、
One Bedroom Kitchen Suiteなどがあります。
1 Bedroomタイプなら、
寝室とリビングが分かれたアパートメントに近い造りのホテルもあります。
② 完全別室までは必要ない。でも少し仕切りが欲しい
ここで面白いのが、
Home2 Suites
Hilton系列の長期滞在型ホテルです。
Home2 SuitesのStudio Suiteでは、
ベッド、
ソファ、
仕事スペース、
キッチンが、
大きな一つの部屋に配置されています。
ただし客室によっては、
ベッドとリビングの間をカーテンで仕切れる
造りになっています。
完全な別室ではありませんが、
子どもが寝たあとに少し明かりを遮ったり、
空間を分けたりすることができます。
そしてHome2 Suitesの大きな魅力は、
キッチン。
フルサイズの冷蔵庫、
食洗機、
電子レンジ、
トースター、
食器などが用意されています。
IHコンロをフロントで借りられるホテルもあります。
さらに朝食も無料です。
そのため、
「完全な1ベッドルームまでは要らないけれど、家族で広めの部屋に泊まりたい」
という場合には非常に使いやすいホテルです。
SpringHill Suites
Marriott系列なら、
SpringHill Suitesも似たポジションです。
基本的にはStudio Suiteですが、
一般的なホテルより部屋が広く、
ベッドスペースとソファスペースが分かれています。
ホテルによって、
壁、
パーティション、
家具などで、
寝室とリビングを緩く分けています。
ただし、
Home2 Suitesほどキッチン設備は充実していません。
電子レンジ、
ミニ冷蔵庫、
コーヒーメーカー程度が中心です。
③ 朝食無料を重視するなら
アメリカ旅行では、
ホテルの朝食代も意外と大きな出費になります。
5人家族などの場合、
一人15〜25ドルの朝食を毎朝食べれば、
かなりの金額になります。
そのため、
家族旅行では
朝食無料ブランド
が非常に強いです。
代表的なのは、
Marriott
- Residence Inn
- SpringHill Suites
- Fairfield
- TownePlace Suites
- Element
など。
Marriott自身も、これらを無料朝食ブランドとして案内しています。
Hilton
- Hampton
- Embassy Suites
- Homewood Suites
- Home2 Suites
- Tru
- Spark
など。
特にEmbassy Suitesは、
無料朝食だけでなく、
オーダー式の卵料理などが提供されるホテルも多いのが特徴です。
IHG
代表的なのは、
- Holiday Inn Express
- Staybridge Suites
Holiday Inn Expressは、
朝食無料を大きな特徴の一つにしています。
④ 朝食が別料金になりやすいホテル
逆に、
いわゆる
フルサービスホテル
では、
朝食が宿泊料金に含まれていないことが多くなります。
例えば、
Marriott系列
- Marriott
- Sheraton
- Westin
- JW Marriott
- Ritz-Carlton
Hilton系列
- Hilton
- DoubleTree
- Conrad
Hyatt系列
- Hyatt Regency
- Grand Hyatt
- Park Hyatt
IHG系列
- InterContinental
- Crowne Plaza
- Kimpton
などです。
これらのホテルでは、
レストランやルームサービスで朝食を注文するスタイルが多く、
宿泊料金とは別料金になるケースが一般的です。
Marriottも、無料朝食が標準ではないブランドでは、Breakfast Included料金や上級会員特典などで朝食が付くケースがあると案内しています。
つまり、
ホテルのランクが上がるほど、必ず朝食が無料になるわけではありません。
むしろ逆になることも多いです。
⑤ キッチン重視ならこの5つ
旅行中に、
スーパーで食材を買って料理したい。
子どもの食事を作りたい。
日本食を作りたい。
数週間滞在する。
そんな場合は、
以下のホテルが強いです。
1. Residence Inn
Marriott
2. Homewood Suites
Hilton
3. Home2 Suites
Hilton
4. Staybridge Suites
IHG
5. Hyatt House
Hyatt
この5ブランドは、
アメリカの「Extended Stay Hotel」、
つまり長期滞在型ホテルの代表格です。
⑥ 子ども連れならどこが一番おすすめ?
私なら、
目的によってこう選びます。
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| 寝室を完全に分けたい | Embassy Suites |
| キッチン+完全別室 | Residence Inn / Homewood / Staybridge |
| コスパ重視 | Home2 Suites |
| 朝食重視 | Embassy Suites |
| 1〜2泊だけ | Hampton / Holiday Inn Express |
| 1週間以上 | Residence Inn / Homewood / Staybridge / Hyatt House |
| ロードトリップ | Hampton / Fairfield / Holiday Inn Express |
| 高級ホテルに泊まりたい | Marriott / Westin / Grand Hyatt / InterContinental |
我が家ならどう選ぶ?
小さな子どもがいる家族旅行なら、
ホテルの星の数より、
部屋のレイアウト
を重視した方が快適なことがあります。
例えば、
Embassy Suitesなら、
子どもを寝室で寝かせて、
大人はリビングで過ごせます。
Residence InnやStaybridge Suitesなら、
さらにキッチンも使えます。
一方、
Home2 Suitesなら、
完全な別室ではなくても、
比較的広い部屋、
キッチン、
無料朝食、
ソファベッド、
という組み合わせを比較的手頃な価格で狙えます。
予約するときに必ず確認したい言葉
最後に、
ホテル予約サイトで部屋を選ぶときは、
ホテル名だけでなく、
客室名をチェックしましょう。
特に覚えておきたいのが、
Studio Suite
基本的にワンルーム型。
1 Bedroom Suite
寝室が独立している可能性が高い。
2 Bedroom Suite
寝室が2つ。
Separate Living Room
独立したリビングあり。
Full Kitchen
本格的なキッチンあり。
Kitchenette
簡易キッチン。
この違いを知っているだけでも、
ホテル選びで失敗しにくくなります。
まとめ
アメリカのホテルは、
「Marriottだから良い」
「Hiltonだから良い」
というより、
その系列のどのブランドを選ぶか
が重要です。
家族旅行なら、
Residence Inn、
Embassy Suites、
Homewood Suites、
Home2 Suites、
Staybridge Suites、
Hyatt House。
短期旅行なら、
Hampton、
Fairfield、
Holiday Inn Express。
ホテルステイを楽しむなら、
Marriott、
Westin、
Hilton、
Grand Hyatt、
InterContinental。
というように、
旅行の目的によって選ぶと非常に分かりやすくなります。
特に子ども連れでは、
「寝室とリビングが分かれているか」
「朝食が無料か」
「キッチンがあるか」
この3つを確認してから予約するのがおすすめです。

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